ドイツのシュトゥットガルトにはメルセデスベンツの本社があり、その歴史を知ることができる、メルセデスベンツミュージアムもあります。
行き方
ミュージアムは中心部の近くにあるのかと思いきや、郊外にあります。
中央駅からS1の電車で15分で、その後、Neckarpark駅からも15分歩いていきます。
中心部から思ったよりも遠く、中心部は観光客が賑わっていましたが、ミュージアム内は人が少なかったのでわざわざ観光に行く人は少ないのかもしれません。
メルセデスベンツミュージアム
ルセデス・ベンツ・ミュージアムは、2006年に開館した新しい建物で、建築家のベン・ヴァン・ベルケルによって設計されました。
建物の前にはフォトスポットもあります。
入場券は大人16€で公式サイトで購入もできますが、その場でも買えます。
カプセルのようなエレベーターで最上階へと上がります。
窓からはメルセデスベンツの歴史の映像が見れました。
展示は時系列に沿って配置されており、最上階が1番古い時代です。
まずは、自動車が登場する前のドイツの街です。
鉄道のおかげで全ての階級の人々が長距離を移動できるようになりました。
1886年1月9日、カール・ベンツは三輪車両駆動のハイガスエンジンの特許をマンハイムで申請しました。
同年、ゴットリープ・ダイムラーはカンシュタットで電動馬車を完成させ、世界初の2台の自動車が誕生しました。
1886年にゴットリーブ・ダイムラーが作った世界初の四輪自動車のモーターキャリッジです。
ここでは1886年から1900年までの自動車が飾られています。
1894年から1901年にかけてベンツは電動ベロシペードを合計1200台販売し、これは世界初の小型車兼量産車となりました。
レトロな自動車が並んでいて、どれもかわいいです。
1889年にダイムラーとマイバッハが出力を高めるために作ったエンジンです。
次は、少し時代が進みます。
1903年にメルセデスシリーズの最上位モデルになったメルセデスシンプレックス60は自動車レースでも成功しました。
1909年の20/30 PSランドーレットです。
1900年代の車はライトとフロントグリルの形がかわいいです。
1902年の、メルセデスシンプレックス40PSは現存する最古のメルセデスです。
初代メルセデスが画期的だったのは軽量でありながら強力なエンジン、長いホイールベース、低重心だったからだそう。
次は、1914年から1945年です。
メルセデスベンツは1920年代から1930年代までディーゼルとスーパーチャージャー技術の時代でした。
1921年頃よりスポーツカーレースを圧巻していましたが、戦争と共に、工場は廃墟となりました。
1930年のエーデス・ベンツ500Kスペシャルロードスターです。
1937年のメルセデスベンツ540KカプリオレBはパトカーのような配色です。
1930年代から1940年代を代表する車で国王、国家元首、ナチス政権の代表者らも乗っていました。
次は旅行の交通手段です。
19世紀に鉄道によってはじめて長距離を短時間で移動できるようになりました。
1886年にカールベンツらが自動車を発明し、1895年にカールベンツが電動乗り合いバスを発明した後自動車は公共交通機関にも革命をもたらしました。
1920年代には旅行にも使用されるようになりました。
こちらは1904年からロンドンで使用されている2階建てバスです。
メルセデスベンツは乗用車、タクシー、バス、観光バスなど個人及び公共交通機関の移動ニーズにこたえる車両を提供しています。
ここは眺めが良くって町が見渡せました。
次は1945年から1960年の戦後の時代です。
この時代にメルセデスベンツ車の外観が変わりました。
同時に貨物輸送が道路輸送に移行し、商用車も多く制作されました。
次のコーナーはレスキュー車です。
20世紀初頭、消防車、病院では車が使用され始めました。
メルセデスベンツはこれらのレスキュー者も提供しています。
1960年から1982年には安全と環境に配慮した車が作られるようになりました。
次は1982年です。
エンジンの最適化、バッテリー電気駆動や燃料電池などの代替駆動システムの開発、排出ガスのないモビリティへの変更など環境に配慮して、車を作るようになりました。
最後はレースコーナーです。
レースで活躍した車が並んでいます。
1901年ニースレーシングウィークでのメルセデスベンツ車が成功をおさめ、1920年から1955年までスポーツカーレース、F1などでも活躍しました。
1955年でモータースポーツに別れを告げましたが、1980年代の終わりに再開し、1989年、1990年にスポーツカー世界選手権でタイトルを獲得しました。
出口には壁に車が貼られていました。
ここにはカフェもありました。
メルセデスベンツ博物館は展示が多く、かなりの距離歩くので体力いりました。
クラシックカーが好きなので、いっぱいクラシックカー見れて楽しかったです。
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