新潟の佐渡島にある史跡佐渡金山を紹介します。
佐渡金山は1601年に発見され、江戸幕府の財政を支えました。
主要金脈を追い求めて、掘り進めた坑道の総延長は約400kmで、388年間に算出した金は78トン、銀は2330トンで当時日本最大の金銀山でした。
佐渡金山は1989年に資源枯渇のため、操業を停止しました。
見学コースは2つあり、宗田夫抗(そうだゆうこう)コースと道遊抗(どうゆうこう)コースがあります。
宗田夫抗は「佐渡金山絵巻」に描かれた採掘作業を見ることができ、道遊抗は明治から100年使用された坑道でトロッコや機械を見ることができます。
それぞれ、所要30-40分で2つまわるのは時間がなかったので宗田夫抗コースに行きました。
作業工程と手にする道具です。
坑道を掘っていくと、地下水が多くなり、坑道を掘るのに水は大敵のため、水上輪を使って排水していました。
佐渡金山は断層や岩質により崩れやすいところもあり、支柱で補強して行動を維持していました。
坑道の出入り口には検問所があり、鉱物の不正持ち出しを防いでいました。
水は排水坑道に集められ、郊外に排出されていました。
採掘は4時間ごとの交替制だったそうです。
江戸時代の中ごとから、鉱石を求めて坑道が深くなっていったそうです。
様々な専門職の人が働いていたそうです。
江戸時代の中頃には鉱石が減少し、鉱石を含まない捨て石も整錬するようになりました。
狸穴は細い鉱脈をたどりながら、大きな鉱脈をさがす坑道です。
採掘抗開きの祝いで佐渡金山に伝わる祭礼の「やわらぎ」が演じられています。
これで宗田夫抗コースは終わりです。
佐渡金山の様子を知ることはできますが、写真映えする場所はなかったので道遊抗に行った方が良かったかもしれません。
純金延べ棒取り出しチャレンジというものもあります。
横には動きますが、持ち上げるのは無理でした。
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