ギリシャのエーゲ海の島「デロス島」を紹介します。

デロス島は太陽神アポロンと月の女神アルテミスが誕生した島として知られています。

紀元前2000年前には貿易中継都市として栄えていたと言われていますが、戦争で紀元前1世紀ごろには廃墟となってしまいました。

島全体が世界遺産に登録されています。

デロス島までの行き方
ミコノス島からの船はここ↓からでています。
チケットは公式サイトから予約して、予約画面をチケットブースで紙のチケットに引き換えてもらいます。

船の往復チケットは22€でガイド付きだと60€です。
ガイド付きも迷いましたが、ガイド付きだと行ける場所が限られるので船のみの予約がお勧めです。

行きは10時発の船に乗りました。

船は直前になると席が埋まって座る所がなくなるので、早めに来るのがお勧めです。

1階席はテーブル席で小さな売店もあります。

2階席は外が良く見えるのですが、日がかなりまぶしかったです。

同じポートにはニューポートに行くシーボートも出ています。

待ってる間、オールドポートを眺めていましたが、日差しで暑すぎでした。

出発するとカトミリの風車が見えます。

船から写真撮りたかったら、行きは左、帰りは右がおすすめです。

途中には島があり、

ポツンと教会が建ってました。

岩の上には十字架もたっています。

ミコノス島の端の方も見えます。

30分でデロス島に到着です。

海からも遺跡が見えてきました。

デロス島では船の料金の他、デロス島への入場料も必要です。

ツアーの場合は入場料も含まれています。
島に入ると遺跡が広がっていました。

地図も何も持たずに上陸し、反時計まわりにまわってみたのですが、これで正解だったみたいです。

まずは、古代人の住宅地。

住宅は屋根はありませんが、石の壁が残っていて、

今でも家らしい姿が残っています。


テーブルのような家具もあります。

時々柱もあります。

ディオニクソスの家は古代の富豪の邸宅です。

床はモザイクが残っています。

入り口も立派で、

柱の残骸も並んでいます。

デロス島は今は人は住んでない無人島ですが、猫はいっぱいいました。

住宅地を登って行くと、

もう1つの富豪の邸宅クレオパトラの家があります。

クレオパトラの家には彫刻も飾られていました。

道は狭くって、住宅が密集しています。

こちらの家はトライデントの家。

天井が高く、モザイク画も描かれています。

続いては古代劇場。

古代劇場は紀元前4世紀から3世紀に建てられて5500人を収容できます。

ギリシャ様式の円形劇場はローマ式と違い、240度らしいです。

貯水システム後には、今も水も溜まっています。

劇場前には古代宿泊所があります。

登って行くと、徐々に景色が良くなってきます。

どこ見ても遺跡が広がっていて、

ポートには乗ってきた船も見えます。

上から遺跡が一望できておもしろいです。



この後もずっと登りなのですが、家が続いています。

ドルフィンの家は紀元前125年頃に建てられた家です。

ドルフィンをモチーフにしたモザイク画が残っていて、こう呼ばれています。

家の中には何か所かモザイク画が見れました。

柱があるとついつい撮ってしまいます。

だいぶ上まで上がってきました。

デロス島にはキントス山という標高110mの山あります。

眺めがいいだとうと思って、何も考えずに登り始めたのですが、これがきつすぎでした。

階段的、体力的にはそこまで辛くないんだろうけど、日差しが強くて暑くて、影がなくて、水分750ml持ってったけど全然足りず、何回もあきらめようと思いましたが、休みながら登り、何とか頂上に到着しました。

登るのであれば、大量の水と帽子が必須です。

頂上は石が並んでいます。

頂上からはデロス島が一望でき、絶景でしたが、

熱中症になりかけていて辛すぎたので、写真はあまりありません。

ミコノス島まで見えました。

真夏のデロス島は中々ハードでした。

次はイーシスの神殿。

エジプト神話の女神イーシスを祀った神殿です。

ここから見えるヘルメスの家も広くて豪華でした。


日陰を求めて、デロス考古学博物館を目指します。

博物館自体は休館中でしたが、トイレと自動販売機があり、水は50セントで買えて生き返りました。

博物館の前にはアポロン神殿とイタリア人のアゴラがあります。

アポロン神殿はこの島の主である太陽神アポロンにささげた神殿です。

紀元前3世紀に完成した神殿だそうです。

イタリア人のアゴラは紀元前2世紀ごろに在住のイタリア人たちが店を出していた場所です。


小さな池もありました。


デロス島で1番有名なライオン像。

紀元前7世紀にナクソス人から奉納されたもので、最初は8、9体あったそうですが、盗難などで現在は5頭しかありません。

しかし、外に出てるのはレプリカで本物は博物館の中にあります。

ライオン像の奥にはポセイドンの柱廊。

当時使われていたであろう陶器も並んでいます。

周辺には家が並んでいます。


ここでも猫に遭遇。

ネコたちも日陰を探して休んでました。

世界史で習ったまんまの柱がたっていたり、

細かい彫刻が施された柱もありました。

ポートに近づくと、湖がありました。

キントス山も見えて、ここも眺めが良いスポットです。


キントス山で30分ぐらい使ってしまい、ゆっくりまわって2時半ぐらいでまわれました。

船は13時半発に乗ったのですが、13時の時点でほぼ席がなく、立ってる人もいっぱいいたので30分前には船に行った方がいいかもしれません。

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